福井新聞ミニコンサートシリーズ

福井新聞社が、県内外の音楽家の方々を招いて毎月開催している「ちょっと素敵な音楽会」。多彩なラインナップ をお気軽にお楽しみいただきます。

福井ゆかりの演奏家らを招き福井新聞社が毎月第3金曜日の夜に本社・風の森ホールで開く「ちょっと素敵(すてき)な音楽会」(北陸電力協賛)の2020年上半期(1~6月)出演者が決まりました。ポップスから邦楽、クラシックまで多彩なラインアップを準備。2時間のプログラムで“素敵な”ひとときを演出します。

2020年8月~12月のご案内

会場:福井新聞社・風の森ホール
時間:18:30開場、19:00開演
全席自由で午後7時開演。
飲み物とケーキ付き1700円(スペシャル公演は2500円)。
チケットは各コンサートの前月の演奏会日から、本社読者センターで販売する。
問い合わせは同センター
電話:0776(57)5140

8/21(金)クインテットで贈るフルートの世界

出演:木下園子さん、佐野里穂さん、達川なつみさん、水谷優子さん、三屋風さん

 再開する音楽会のトップを切り8月21日のステージに立つのは、今ステージのために結成した福井県出身者のフルートのクインテット。個々で活躍する女性奏者5人が手を結び、華やかにステージを彩る。
 木下園子さん(東京)、佐野里穂さん(大阪)、達川なつみさん(あわら市)、水谷優子さん(勝山市)、三屋風さん(同)で、年齢も現在の活躍の場もそれぞれの旧知の5人が、個性と調和のハーモニーを響かせる。
 アルト、バス、ピッコロと、趣の異なるフルートも加えて、幅広く魅力を堪能してもらう演奏会を目指す。独特の柔らかく美しい音を楽しめるよう、いろんな編成の曲を選んだ。フルートオリジナルの八木澤教司作曲「秋紅の舞」や、バーンスタインのオーケストラ曲をアレンジした「キャンディード序曲」、メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」などを取り上げる。
 2017年以来の「素敵な音楽会」出演となる三屋さんは、「聴衆を前に演奏できる喜びをかみしめて、ステージに立ちたい」と意欲を見せた。

9/18(金)スペシャル公演 秋空に贈る室内楽の響き

出演:松谷由美さん、松谷壮一郎さん、大宅さおりさん

 9月18日は、京都市交響楽団バイオリニストの松谷由美さん(大野市)、チェリストの壮一郎さん(東京芸大1年)の親子が共演する。下半期スペシャル公演の第1弾で、古典派の名曲をそろえ、「秋空に贈る室内楽の響き」と銘打っている。
 由美さんは県内でも演奏活動や若い世代への育成事業にも尽力する。壮一郎さんは3歳からチェロを始め、全日本学生音楽コンクール3位など受賞歴もある。
 親子とはいえ「一人の演奏家として接している」という由美さん。ソリスト2人の音と感性が共鳴するプログラムとして、モーツァルト円熟期の作品「バイオリンとチェロのための二重奏曲」を演奏する。
 またピアニストの大宅さおりさん(福井市)を加え、生誕250年を迎えたベートーベンのピアノ三重奏曲第1番も披露する。「大宅さんならでは、の曲をつくり上げられる」と2人が絶大な信頼を寄せ、共演を熱望したピアニストも交えた演奏会。由美さんは「心ゆるやかに響きを楽しんでほしい」と話している。

10/16(金)リコーダーの可能性を深めて~多ジャンルで派生音駆使~

出演:FRM大島さん、角矢 千鶴さん

  小学校で誰しも慣れ親しんだ楽器から、なじみ深い歌謡曲や流行歌が次々と飛び出す。10月16日は、郷愁を誘うリコーダーの音色が響く、秋にふさわしいステージとなる。
 元教員で演奏家のFRM大島さんは、レパートリーは500以上といい、楽曲を聴くと自然と手が動くという。2年前に教員を退職してから本格的に演奏活動に取り組み、病院やカフェで音色を響かせている。
 演奏に使うジャーマン式リコーダーは、穴を半分押さえてシャープ、フラットの派生音を奏でる。派生音を含む旋律をスムーズに響かせるのは難しく、演奏会は「リコーダーの可能性を深めて~多ジャンルで派生音駆使~」と銘打つ。
 前かがみに座り、両肘を膝に付けて固定、目を閉じての演奏スタイルも独特。大島さんは「心に響くメロディーを気楽に楽しんで」と話している。「いのちの歌」「吾亦紅」などのほか、ピアニストの角矢千鶴さんを迎えて、エルトンジョンの「クロコダイルロック」を共演する。

11/20(金) スペシャル公演 お待たせ!三人で楽しいことをしに来たよ!

出演:南部匡恵さん、平岡愛子さん、高橋かほるさん

 「三人で楽しいことをしに来たよ!」を合言葉に活動する「三楽来(みらくる)」は、管楽器、打楽器、鍵盤楽器の奏者3人によるユニット。11月20日のスペシャル公演に登場し、時代、世代、ジャンルを超えた演奏で、ワクワクと楽しい音楽の空間を提供する。
 クラリネット奏者の南部匡恵さん(永平寺町)、マリンバ奏者の平岡愛子さん(福井市)、ピアニストの高橋かほるさん(同)で2016年に結成。ステイホーム中のリモート演奏をSNSで発信するなど、活躍の場を広げている。
 ベートーベンの「悲愴」も、三楽来の手にかかると明るく楽しく、華やかにとなる。懐かしの流行歌からクラシック、ポップスと幅広いプログラムすべてに大胆なオリジナルアレンジが加わり、意表を突く新しい演奏として楽しめる。
 波長が合い、楽器を通して起こる“化学反応”が新鮮で楽しいという3人。南部さんは「三楽来が魔法をかけたステージを楽しんで」とアピールする。

12/18(金)スペシャル公演 Fukui Swingin’ 5Sax Live in 風の森ホール

出演:白井淳夫さん、友吉俊郎さん、武田幸夫さん、平田友一さん、笹木幹哲さん

 素敵な音楽会のプログラムでもひときわ人気が高いジャズのステージは12月18日。福井の第一人者、白井淳夫さんら5人のサックス奏者をメインにした8人のバンドマンが、華やかなサウンドでホールを満たす。
 白井淳夫Swingin,Bandの派生ユニットで、サックス5人とリズム3人の計8人で構成する。昨年初の演奏会が好評で、風の森で再演が実現。ファンが待ち焦がれたステージとなる。
 熟練のテクニックと息の合った掛け合いが聴きどころ。ジャズピアニストでアレンジャーとしても著名な故前田憲男さんの5サックス用の編曲をメインナンバーに取り上げる。
 スタンダード曲の代名詞「Don‘t Be That Way」をはじめ、「As Time Goes By」「It‘s All Right With Me」などのラインアップ。テナーサックス担当の武田幸夫さんは「一流のアレンジャーによる、洗練された楽曲を楽しみにしてほしい」と話している。