福井新聞ミニコンサートシリーズ

福井新聞社が、県内外の音楽家の方々を招いて毎月開催している「ちょっと素敵な音楽会」。多彩なラインナップ をお気軽にお楽しみいただきます。

2021年7月~12月のご案内

会場:福井新聞社・風の森ホール
時間:18:30開場、19:00開演
全席自由で午後7時開演。
飲み物とケーキ付き1700円(7月のスペシャル公演は2500円)。
チケットは各コンサートの前月の演奏会日から、本社読者センターで販売する。
問い合わせは同センター
電話:0776(57)5140

7/16(金) 旅するような興奮を

出演:ユニット SailOn

ユニット SailOn 画像
 7月16日はスペシャル公演で、福井市の女性演奏家3人のユニット「SailOn(セイロン)」が登場。「航行」を意味するユニット名の通りに、「世界中を旅するようなワクワクした音楽」を会場に届ける。
 メンバーはソプラノ歌手東園(ひがしその)さん、サクソフォン奏者片山奈々愛さん、ピアノ奏者仲谷理沙さん。それぞれ県内外で広く活動する息の合う仲間でユニットを結成し、出張音楽活動をしている。
 シェイクスピアにならって「夏の夜の夢」と銘打ったステージは、オペラやミュージカル、童謡などと「ドラマチックなものからエモいものまで、幅広く取り上げアレンジ」(片山さん)する。昨年3月の出演予定が、新型コロナの感染拡大で延期となっていた。片山さんは「延期で喪失感があったが、お客さんと生の音楽を共有できる喜びを改めて感じる。3人ならではのステージを見せたい」と心待ちにしてる。

8/20(金)先駆的な曲を楽しく

出演:ピアノ・加藤俊裕さん バイオリン・山本紘子さん

ピアノ・加藤俊裕さん バイオリン・山本紘子さん 画像
 8月20日はピアニストの加藤俊裕さん(福井市)とバイオリニストの山本紘子さん(勝山市)のデュオが出演。ベートーベンとラヴェルという、バイオリンソナタの可能性を広げた2人の作曲家を取り上げる。
 加藤さんは福井大を卒業後にドイツで研さんを積んだ。山本さんは4歳でバイオリンを始め、高校生で日本音楽コンクールに入選。ともに県内を拠点に活動する。
 「The Pioneers 先駆者たち」と銘打つステージは、バイオリンとピアノを対等に音楽づくりをしたベートーベン、アメリカの要素を入れたラヴェルと、時代を先取りした2人の作品をメインプログラムとする。
 「楽器の魅力を知ってもらいたい」と、それぞれのソロ演奏も交える。「とりあげる曲の時代も幅広く、楽しんでもらえるステージを」と意気込む。

9/17(金)声楽の持ち味 感じて

出演:ソプラノ・新海華子さん

ソプラノ・新海華子さん
 9月17日はソプラノ歌手、新海華子さんがピアニスト竹沢友里さんとタッグを組む。ともに福井市在住で、新海さんは「声楽は唯一、言葉を持つ楽器。音と言葉のニュアンスを感じ取って」とアピールする。
 新海さんは東京出身で幼少期から合唱団に所属、東京音大大学院を修了。結婚と同時に2016年に福井に移住した。福井と東京を拠点に活動する。大学時代から共演する竹沢さんとステージに立つ。
 素敵な音楽会は初出演。コロナ下で演奏会ができる喜びを語り、「暗い気持ちを抱える中で少しでも前向きに」との思いで、明るい曲を取りそろえた。三好達治の詩に作曲家木下牧子さんが曲を付けた「鴎(かもめ)」は、日本ならではの情緒があり好きな歌曲という。「音楽の世界でゆっくり、リラックスしてお過ごしください」

10/15(金) しっとり 大人な夜に

出演:クラリネット、ジャズ・果奈さん

クラリネット、ジャズ・果奈さん 画像
 ジャズでおしゃれな一夜を演出する10月15日の回は、クラリネットプレーヤーでジャズシンガーの果奈さん(富山市)が初登場。福井市を拠点に活動するジャズバンド「瀬戸れい子トリオ」と組み、しっとりと大人の雰囲気で包む。
 中学からクラリネットを始めた果奈さんは、音大在学時にボーカルコンテストでの優勝経験も。情熱的な歌い方と叙情的な演奏で魅了する。ピアノの瀬戸れい子さん、ベースの今井雪央さん、ドラムスのタクさんとセッションする。
 果奈さんの福井愛を込めたオリジナル曲「Phoenix Story」のほか、大人の恋愛を題材にしたオリジナル曲を披露。日本語の美しさを大切にしながら「ワインレッドの心」などもジャジーに歌い上げる予定で、果奈さんは「思いを巡らせながら聞いてほしい」と話している。

11/19(金)ロマン派作 弾き分け

出演:ピアノ・伊藤明美さん

ピアノ・伊藤明美さん 画像
 11月19日は、福井市のピアニスト伊藤明美さんがメンデルスゾーンらロマン派の旗手たちの調べを奏でる。同じ時代に生き、サロンを舞台に交流があったシューマン、ショパンらの作品を弾き分け「魅力的な作品を色彩豊かにお届けしたい」と意気込む。
 伊藤さんは仁愛女子短大音楽専攻修了。日本ピアノ教育連盟オーディションで2度、全国大会に出場した。県内を中心に活動しており、ソロ演奏は2019年の県立音楽堂で初リサイタル以来2度目。
 旋律が美しいメンデルスゾーンの「スコットランド・ソナタ」をはじめ、ショパンのバラード第4番へ短調作品52などのプログラム。自身の演奏活動を振り返り、関わった人たちへの感謝を口にする伊藤さんは「皆さんに楽しんでいただけるよう演奏したい」と話している。

12/17(金)心に響く歌 みんなで

出演:男声合唱団ゴールデンエイジふくい

男声合唱団ゴールデンエイジふくい 画像
 2021年の締めくくりは、男声合唱団ゴールデンエイジふくいの伸びやかなハーモニーで。12月17日のステージは、熟年世代の歌声で会場と一体となったステージを送る。  同団は2006年、団塊世代の定年後の生きがい作りにと設立。現在は県内一円の61歳から90歳までの80人が所属しており、平均年齢は74歳。毎週の練習に励み、コロナ下で屋外練習も取り入れた。
 トップテノール、セカンドテノール、バリトン、バスの4パート編成。斉藤厚一団長(83)=福井市=は「うまいよりも、心に響く合唱がモットー」。ソーラン節など日本の民謡から「千の風になって」「いい日旅立ち」など、会場の人も一緒に口ずさめるプログラムを組んだ。指揮は専属の田中幸一さん。