野球

YOSHIDA
MASATAKA

吉田正尚
よしだ・まさたか
麻生津小―足羽中―敦賀気比高―青山学院大。ドラフト1位でオリックス・バファローズ入団。4年目の19年は全143試合に出場し打率3割2分2厘、168安打、29本塁打で、いずれも自己最高をマークした。右投げ左打ち。身長173センチ。1993年7月生まれ

スタンドインを確信するように、ゆっくりと、高々とバットを掲げる。超満員の横浜スタジアムのダイヤモンドを悠々と一周。8月8日夜、五輪決勝の大舞台で「金メダル」を決める一発を右翼席上段にたたきこんだ-。

“侍”として半年余り先の未来で、栄光の舞台に立っているかどうか。まさに今、岐路に立つ。

プロ4年目の2019年シーズンは全143試合に出場。打率、安打数はリーグ2位とタイトル争いを演じ、2年連続ベストナインを受賞した。

侍ジャパンの一員として臨み優勝した19年11月の国際大会「プレミア12」。決勝戦のグラウンドに立てず、悔しさが募った。「自分のレベルはまだまだ低い」と、さらなる高みを目指す。

 毎年オフには欠かさず、福井の子どもたちを対象に野球教室を開く。20年オフは「(五輪で活躍し)いい姿で福井に帰ってきたい」と誓う。

 代表入りへ「もう一回アピールして、選んでもらえる数字を出すためにも開幕から大切。ベストパフォーマンスを出していくだけ」と今季を見据える。代名詞のフルスイングで「日本の4番」に座る覚悟だ。

文・斧辰則
写真・田中奈々子 ほか
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