YAMAGUCHI
AKANE

バドミントン

山口茜
やまぐち・あかね
平泉寺小-勝山南部中-勝山高。S/Jリーグ再春館製薬所(熊本)所属。リオデジャネイロ五輪ベスト8。1997年6月生まれ

足腰を痛めた2019年夏以降、国際大会で初戦敗退が続いた。
「練習を長く休んだ。仕方ないかな」と受け止め、実戦で感覚を取り戻している。

3位だった11月の全日本総合では軽快な動きで客席を沸かせ、完全復活を予感させた。大会後、ツイッターに書き込んだ。「楽しむのが難しく感じる近頃でしたが、心から楽しむゲームに近づけた気がします。まだまだ、ここから」

19歳で挑んだリオデジャネイロ五輪。タイの元世界女王を破ったが、準々決勝で6戦全敗の奥原希望にまたも敗れる。

「がむしゃらに行った」と第1ゲームを奪うも、体力は限界だった。
「強くなりたい」
涙がこぼれた。

あの悔しさが、飛躍へ導いた。1カ月後、ヨネックス・オープン・ジャパンで奥原に雪辱を果たすと、大会を次々に制覇。「最初から攻めたり、温存したり。相手の戦術に合わせた対応ができるようになった」。

2018年4月、シングルスでは男女を通じて日本人初の世界ランキング1位に輝いた。

「応援してくれる皆さんの期待を感じる。成長したところを見てもらいたい」

けがの試練を糧に、福井のヒロインが、東京で羽ばたく。

文・宮崎翔央
写真・杉本哲大ほか
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