SHIMIZU
KUNIHIRO

バレーボール

清水邦広
しみず・くにひろ
上宇坂小―美山中―福井工大福井高―東海大。V1リーグのパナソニック・パンサーズ(大阪)所属。2008年、最年少の21歳で北京五輪代表に選出。攻撃的ポジションのオポジットで、強烈なスパイクが武器。身長192センチ。愛称は「ゴリ」。1986年8月生まれ

前十字靭帯断裂、半月板損傷…。2018年2月の試合中、ジャンプを支える右膝に大けがを負った。4度の手術に耐えた。1年半に及ぶリハビリの末、昨年は3季ぶりに日本代表に選ばれる復活劇を果たした。

何度も挫折しかけた。そのたびに仲間、ファンに助けられた。「バレーができるのは当たり前じゃない。一日一日を大切にしたい」。

 苦難を乗り越えた今、新たな気持ちとプレースタイルで競技と向き合う。「思いっきりジャンプして10割の力で打っていたスパイクを4、5割で打つこともある」。フェイント、ブロックタッチも織り交ぜ、プレーの選択肢が広がった。

東京五輪を「自身の集大成」と位置づける。初出場した北京では1勝もできなかった。「五輪で勝てば人生が変わるぐらいのことが待っている」と信じ、バレー人生を全うする覚悟だ。

「応援してくれるすべての人に恩返ししたい。元気な姿とプレーで一人でも喜んでくれれば、それだけで満足。同じけがをした人にも勇気を与えたい」。感謝を胸に、コートに立つ。

文・斧辰則
写真・杉本哲大
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