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バスケットボール

宮下希保
みやした・きほ
石川県白山市鶴来中―足羽高。Wリーグのアイシン・エィ・ダブリュ・ウィングス所属。5人制の東京五輪アジア予選代表。主将を務めた3人制アジア大会で銀メダルを獲得した。身長179センチのフォワード。石川県出身。1998年10月生まれ

鮮烈な“世界デビュー”を飾った。5人制代表に初選出された2019年秋の五輪アジア予選。初戦のインド戦で、両チーム最多の21得点。オーストラリアとの最終第3戦は先発し36分出場で15得点5リバウンド3アシストをマーク。予選突破の原動力となった。

代表では五輪新種目の3人制で戦ってきた。1対1での激しい応酬、観客に間近で見られる独特の空気が「本当に怖かった」。だが試合を重ねるごとに、当たりに強くなり、ドライブの威力が伸びた。

アジア大会で銀メダル獲得を果たし、迎えた5人制の舞台。かつて「スペシャルなものがない」と言われたホーバス監督に成長した攻撃力を存分にアピールした。

足羽高時代は「臆病だった」と振り返る。
3年時に日の丸を背負って出たU-18(18歳以下)アジア選手権は「がちがち」に硬くなり、出番を減らされた。 「一番の挫折」。あの悔しさが原点にある。

「自信がなくて口に出せなかった」五輪への憧れ。

3人制代表に定着し、少し話せるようになった。何人制であれ「与えられた環境で頑張る」。21歳のフォワードが突き進む。

文・宮崎翔央
写真・東村淳悟、斧辰則