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MIYACHI
HIDETAKA

体操

宮地秀享
みやち・ひでたか

鯖江高-筑波大-筑波大大学院。
茗渓(めいけい)クラブ所属。 2018年全日本種目別選手権・鉄棒で優勝。東京五輪予選の種目別ワールドカップシリーズ2勝。 愛知県出身。169cm、62kg。1994年11月生まれ

体はまっすぐのまま、鉄棒上で2回後方宙返りしながら2回ひねって再びバーを握る。自らの名を冠した世界最高難度の大技「ミヤチ」を手にし、離れ技のスペシャリストが飛躍を遂げた。五輪予選を兼ねる種目別ワールドカップ(W杯)でここまで2勝。選考レースのトップ争いに加わり「やるからには金を目指す」。

筑波大でH難度「ブレトシュナイダー」(コバチ2回ひねり)を卒業論文のテーマに選び、完成度を高めた。「ミヤチ」はこの技を伸身に進化させた、男子では全種目通じ唯一のI難度だ。2017年の大学院1年時に成功させ、同年6月の全日本種目別選手権で会場をどよめかせた。目標の内村航平(リンガーハット)に迫る2位。「転機になった」。鉄棒に絞って世界で戦う、と心に決めた。

「詳しくない人にもすごいと思ってもらえる体操」が理想。離れ技を次々に繰り出すスピード感が持ち味だ。

鯖江高での練習で鍛えられた精神力が安定した演技を支える。

2020年度は大学院を休学して競技に打ち込む。夢舞台でミヤチの名をとどろかせる覚悟はできている。

文・宮崎翔央
写真・宮崎翔央ほか