MITANI
GENKI

ホッケー

三谷元騎
みたに・げんき
朝日西小―朝日西中―丹生高―天理大。越前町役場。日本リーグ福井クラブ主将。天理大1年時から日本代表。ロンドン、リオデジャネイロ五輪予選メンバー。2018年ジャカルタ・アジア大会にMFで出場し初優勝。身長181センチ。1990年6月生まれ

意見が異なると代表監督にも食ってかかるほどの生粋の点取り屋が、「チームのため」と意識を変えたのは、FWからMFにポジションを移した3年前、26歳の時だ。

攻守の要として試合をどう動かすか。視野が広がった。「年齢的にも自分はできて当然。若い選手の力を引き出すのが役目だと気付いた」

 天理大1年時から日の丸を背負い11年。代表キャップ数は160を超える。FW時代「俺が偉い、正しい」と、自分のプレーばかり考えていた男が、今や「ベテランの名に恥じぬ貢献を」と責任感をにじませる。

敵陣を切り裂くミドルパスが持ち味。ここ一番でのカットインも丹生高時代からの強みだ。



日本男子は開催国枠でメキシコ大会以来52年ぶりの五輪。そんな大舞台の「イメージは浮かばない」ものの、劇的な優勝を果たした2018年ジャカルタ・アジア大会で自信を深めた。「前評判は高くなかったが、やれた。パス回しや走力では世界に負けない」

18年、丹生高出身の後輩と結婚し女の子を授かった。「不思議と力が湧いてくる」。家族のためにもフィールドを駆ける。

文・宮崎翔央
写真・杉本哲大 ほか
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