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ISHITATE
MAYUKO
ハンドボール

石立真悠子
いしたて・まゆこ
福井市豊小―明倫中-小松市立高-筑波大。日本リーグのオムロン、ハンガリーのプロチームを経て三重バイオレットアイリス所属。福井国体では成年女子チームの一員として5位入賞に貢献した。ポジションは司令塔のセンター。身長167センチ。1987年1月生まれ

ロンドンに続き、リオデジャネイロも五輪出場を断たれた2016年。絶望の淵から救ってくれたのは古里だった。
18年福井国体のチームに加わり、「若い選手と純粋に楽しめた。ハンドが好き。この情熱があれば東京も目指せるって思えた」。もう迷わない。32歳の司令塔が集大成の舞台に挑む。

 故障に苦しんだ。福井国体前のアジア大会で右膝靱帯を断裂。国体後に手術し10カ月後の19年7月に復帰できた。
リハビリ中に体重を5キロ増やし、当たり負けしない体をつくった。「心も体も折れかけて、強くなった4年間だった」

 スタメンが多かった20代と違い途中出場が増えた。求められる役割は「流れを変えたり、大きくしたり。試合を動かすこと」。その判断をするのに国内外で培った経験が生きてくる。1対1での鋭い仕掛けも明倫中時代からの強みだ。

女子は44年ぶりの五輪。「魔物がすむというプレッシャーは計り知れない。世界のレベルを知るベテラン勢が踏ん張らないと」

プレーだけではない。精神面でも「おりひめジャパン」の柱となる。

文・宮崎翔央
写真・東村淳悟ほか