9月の中間記録会でゴールデンキャップを獲得した寺崎浩平=静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所(JKA提供)

 競輪を統括するJKAは12月23日、日本競輪選手養成所の入所生の寺崎浩平(福井県・科学技術高校出身)が、規定より3カ月早い25日に卒業すると発表した。200メートル走の養成所新記録を出した高いスプリント力や優秀な成績が評価された。1月にデビューする。

 早期卒業は入所直後の5月と9月の記録会で200、400、1000、3000メートルの基準タイムを全て突破して最高位のヘルメットカバー「ゴールデンキャップ」を得ることが条件。2006年に導入した早期卒業制度が適用されるのは初めて。

 寺崎は200メートルで養成所新記録の10秒33をマーク。競輪の頂点S級S班に所属する日本代表の脇本雄太(科学技術高校出身)や新田祐大が養成所時代に出した11秒台を大幅に上回った。残りの種目も9月までにクリアした。

 競走訓練では終盤の「まくり」を武器に、26レース中21回で1着ゴール。寺崎は「最高速度は体感できるほど上がった。半年で18連勝してS級特別昇格を目指す。憧れの脇本選手に近づきたい」と意気込んだ。男子の同期生は70人おり、早期卒業は19歳の菊池岳仁(長野)にも適用された。

 寺崎は福井県福井市出身の25歳。16年に法政大学を卒業し、福井県体協(現福井県スポーツ協会)に所属し18年福井国体でケイリン2連覇。日本代表ではBクラスの強化指定を受けている。

関連記事