夏の甲子園出場を決めた敦賀気比ナイン=2019年7月25日、福井県営球場

 2019年の福井県の高校野球は、春の選抜大会で初出場の啓新が初戦を突破。夏の甲子園では敦賀気比が5年ぶりの16強入りを果たすなど、福井県勢が全国を沸かせた。夏の福井大会では、丹生が好左腕の玉村昇悟投手を擁し準優勝する躍進が光った。

 ▽啓新

 18年秋の北信越大会で準優勝した啓新が初の選抜大会出場を決めた。創部7年目で春夏通じて初の甲子園。1回戦でエース右腕安積航大投手、浦松巧投手の継投が光り桐蔭学園(神奈川)に5―3で勝利した。2回戦では強豪智弁和歌山に敗れたが、最終回に2点を奪う粘りを見せた。

2019秋の北信越大会、啓新の活躍

 ▽敦賀気比

 敦賀気比が夏の甲子園2年連続9度目の出場。18年夏の甲子園も経験したエース右腕笠島尚樹投手を軸に1回戦は富島(宮崎)に5―1で勝利。2回戦の国学院久我山(西東京)戦では打線が爆発し、大会史上6人目となる杉田翔太郎選手のサイクル安打、先発全員安打などで19―3と大勝した。県勢の3回戦進出は同校が4強入りした2014年以来5年ぶり。3回戦では仙台育英(宮城)に3―4で敗れた。プロ野球ドラフト会議で木下元秀外野手が広島カープから育成2位指名を受けた。

2019夏の甲子園、敦賀気比の活躍

 ▽丹生

 夏の福井大会で丹生が脚光を浴びた。左腕エース玉村投手を中心に準々決勝で啓新、準決勝で福井工大福井を撃破。初めて臨んだ決勝の舞台で敦賀気比に0―3で敗れたが、地元越前町をはじめ県内の高校野球ファンを大いに沸かせた。玉村投手は大会52奪三振をマークし、2009年の敦賀気比・山田修義投手(現オリックス)の記録49を塗り替えた。玉村投手はドラフト会議で広島カープから6位指名を受けた。

2019年、夏の県大会をもう一度

 ▽敦賀

 古豪敦賀が秋の県大会で準優勝し、21年ぶりに秋の北信越大会に出場した。北信越大会の1回戦では長野日大を破り、36年ぶりの勝利を収めた。

  ×  ×  ×

 来春の選抜大会につながる秋の北信越大会に出場した福井県勢3校の成績は、敦賀気比と敦賀が準々決勝敗退、北陸が1回戦敗退だった。その後敦賀は「21世紀枠」の北信越地区候補校に選ばれた。1月24日の選考委員会で出場校が決まる。

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■2019年の県大会上位4校

【秋】優勝:敦賀気比 準優勝:敦賀 3位:北陸 4位:羽水
【夏】優勝:敦賀気比 準優勝:丹生 4強:福井工大福井、福井商業
【春】優勝:福井工大福井 準優勝:敦賀気比 4強:福井商業、啓新

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