福井県庁=福井県福井市

 福井県教委と県交流文化部は12月11日、2019年度から6年間のスポーツ施策をまとめた県スポーツ推進計画の骨子案をまとめた。中学、高校の部活動について、地域のスポーツクラブへの移行に向け、市町教委や中体連、高体連と検討を進める方針が示された。

 県議会の総務教育常任委員会などで示した。部活動の地域スポーツクラブへの移行に関しては、スポーツ庁が昨年3月に提示したガイドラインで、学校と地域が協働・融合したスポーツ環境整備を進めるよう示している。

 県教委によると、まずは教員負担の多さが指摘されている中学校の運動部から検討を始める。校内に専門の指導者がいないケースや、すでに校外活動の実態がある競技、競技レベルが高く顧問の負担が大きい部、部員が少なく複数校合同で活動している部などから進めたい考え。

 クラブの在り方は、総合型地域スポーツクラブや、競技団体、競技経験者が主催・経営するクラブ、近くの高校生と合同で練習するなど、さまざまな形態を想定している。地域や競技によって状況が違うため、各部の最適な形を探した上で、体制が整ったところから移行していく方針。指導を希望する教員の意向にも対応したいとしている。

 県内中学校の部活動を巡っては、2020年度から部活動数を減らし各校の教員の半数に絞る計画で、学校現場では募集を停止する部の検討が進んでいる。県保健体育課の河瀬康博課長は、課題として外部指導員の人材不足を挙げ「どうしても学校で抱えきれない部分は、地域の協力をいただきたい」と話した。

 県スポーツ推進計画は13~18年度(第1次期間)の改訂版で、本年度中の策定を目指している。

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