工場増設を杉本達治知事に報告する淀川製鋼所の河本善博上席執行役員=12月13日、福井県庁

 エクステリア商品製造、販売の淀川製鋼所(大阪府大阪市、二田哲社長)は12月13日、福井県坂井市三国町のテクノポート福井にある福井事業所敷地内に工場2棟を増設することを公表した。大阪工場で生産していた家庭向け物置や倉庫などの生産機能の一部を移転する。投資額は約76億円。2020年6月に着工し、21年10月から順次操業を開始する見込み。

 同社は1935年創業、ヨド物置で知られる。売上高は1674億円(19年3月期連結)。テクノポートには90年に福井事業所を開設。工場3棟で物置や屋外ごみ箱などのほか壁材を製造している。

 大量生産向けの商品を製造してきた大阪工場が老朽化。多品種少量生産体制に転換しようと、福井事業所に生産機能の一部を移転することにした。

 2棟の新工場は鉄骨平屋建てで、それぞれ延べ床面積が約1万平方メートル。既存の工場に隣接した遊休地に建設し、倉庫やゴミ収集庫など7品目を新たに生産する。地元から従業員の新規雇用も検討している。

 これにより大阪工場エクステリア部門の三分の一程度(売上高ベース)が福井に移り、福井事業所の生産能力は売上高ベースで現在の20億円から65億円に上昇する。大阪工場の移転後のスペースは物流倉庫として活用する計画。

 淀川製鋼所の河本善博上席執行役員が13日、福井県庁に杉本達治知事を訪ね工場増設を説明した。

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