国土交通省福井河川国道事務所は12月11日、福井県大野市長野の中部縦貫自動車道大野油坂道路の新長野トンネル工事で発生した濁水が、九頭竜川につながる天頭谷(あまがしらだに)に流入したと発表した。魚の死骸などは確認されておらず、周辺環境に影響が出たとの報告は入っていないという。

 同事務所によると、11月5日から24日までの延べ8日間、約1229立方メートルの濁水が谷に流れ出した。トンネルの施工業者が、流入地点から200メートル下流の鷲ダム貯水池に流出していることを確認し、12月10日に報告した。濁水はpH値、濁度とも最大値は基準値を上回っていた。

 同事務所によると、掘削作業時に、濁水処理施設の能力を超えた突発的な水が出て処理が追いつかなかったことに加え、基準値の監視や放水などの管理が不足していたという。原因究明と再発防止策の検討のため、工事は10日から中断。再開のめどは立っていない。
 

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