子ども食堂で無料みそ造りイベントの開催を考えている金戸明子さん(右)ら=11月28日、福井県池田町水海の湯本味噌

 福井県池田町水海で手作りみそを販売する「湯本味噌」が、県内の子ども食堂で無料のみそ造りイベントを開こうと材料費の支援を呼び掛けている。同社の担当者は「夢中になれる体験をたくさんの子どもたちに届け、食に対する経験や記憶をより豊かなものにしてもらいたい」と意気込んでいる。支援は12月23日まで、クラウドファンディングサービス「ミラカナ」で受け付けている。

【支援はこちら】福井の子ども食堂で味噌づくり体験の場を!レッツ手前みそ♪

 同社は1902年創業。家族経営で保存料・うま味調味料を使わない昔ながらの手作りみそにこだわっている。2016年に手作りみそのおいしさを知ってもらおうと、自社イベント「レッツ手前みそ♪」をスタート。町内や首都圏などで20回開き、200人以上が参加してきた。

 子ども食堂での開催は同社社長の長女で、大阪からUターンして夫婦でみそ造りに励む金戸明子さん(36)の発案。2年ほど前から県内の子ども食堂に自社製のみそを贈る支援を続けている金戸さんは、今年1月に町内の子育てサークル向けに開いた「レッツ手前みそ♪」で小さな手で夢中になって米こうじをほぐす子どもたちの姿に感動。「(各家庭で仕込むことは少なくなった)みそ造りは、子どもの生きる力につながるのでは」と、さまざまな環境の子が集まる子ども食堂での開催を頭に描き始めた。

 県内の子ども食堂に呼び掛け、7カ所での受け入れが決まった。開催は2020年1~4月の予定。池田町産のコシヒカリと県産大豆を使って1人1キロ分を仕込み、各家庭で半年~10カ月間寝かして完成させる。金戸さんは「熟成中のみその感触や香りに対するわくわく感、完成した時の達成感を親子で味わってほしい」と話していた。

 支援は5千円~5万円の8コース。お礼の手紙、子どもたちの感想をまとめた報告書、みそ造りイベントの出張開催(県内限定)などの返礼品を用意している。目標額50万円をすでに達成し、さらなる支援を呼び掛けている。

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