福井市役所=福井県福井市

 神奈川県の行政文書を保存したハードディスクを流出させた情報機器会社は、福井県福井市がリース会社から借りている約1800台の職員用パソコンの廃棄も請け負うことになっていた。市はセキュリティーに問題がないか確認を進めている。

 福井市情報統計課によると、市は約2400台の職員用パソコンのうち、富士通リース(東京都千代田区)から借りている1800台を、本年度末から来年度初めにかけて返す予定になっている。流出の発覚を受け12月6日、富士通リースの県内代理店に確認したところ、神奈川県のハードディスクを流出させた社員がいる情報機器会社「ブロードリンク」(東京都中央区)に、市のパソコンの廃棄も委託することになっていた。市は代理店を通じて富士通リースに今後の対応を確認している。

 福井市はサーバーを富士通リースとは別のリース会社から借りており、個人情報を含むデータは職員用パソコンのハードディスク内ではなく、サーバーに保存するよう規定している。2015年度のサーバー入れ替え時は、サーバーを借りているリース会社とは別の業者にデータの廃棄を委託し、データが破壊されていることを確認してからリース会社に返したという。

 また、福井県は6日、県内全17市町に対しHDDなどを廃棄する際に電子情報の消去徹底を呼び掛ける文書を送った。

 県統計情報課によると、県が管理するパソコンは約4千台あり、リースは数台のみ。返却時には業者に対して完全消去してもらい、証明を受ける手続きをとっている。

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 納税記録など大量の個人情報を含む神奈川県の行政文書を保存したハードディスク計18個がインターネットオークションで売られていたことが6日、神奈川県への取材で分かった。廃棄を請け負った業者の社員が持ち出して出品していた。

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