「驚安」などの店頭広告が目立つMEGAドン・キホーテUNY福井店の生鮮食品売り場=12月3日、福井県福井市飯塚町

 旧アピタ福井店(福井県福井市飯塚町)を業態転換したディスカウント型総合小売りの新型店「MEGAドン・キホーテUNY福井店」が12月3日、オープンした。「驚安(きょうやす)」をうたう安価な生鮮食品を豊富に取りそろえ、ドンキが得意とする家電製品や雑貨なども充実させ、計約10万商品を扱う。30~40代のファミリー層をメインターゲットに、旧アピタ店の売り上げの1・5倍以上を目指す。

 ドンキなどを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、本社東京都)は2018年から、子会社ユニーの「アピタ」と「ピアゴ」の業態転換を進めており、福井店は北陸3県で初。全国では27店舗目となる。福井店の直営売り場面積は7918平方メートル。通路幅はファミリー層の回遊性を考慮し、通常のドンキ店よりも広くした。

 1階の生鮮食品売り場は従来よりも約2割拡充した。売り場には「驚安」「肉祭り」などとドンキ独特の書体で書かれたポップ(店頭広告)が掲げられ、青果や精肉、鮮魚、総菜を低価格で販売。精肉コーナーでは2千グラム前後の大きなパック詰め商品「ギガ盛(もり)」などを特価で売り出し、「共働き率が高い福井の家庭に合わせ、週末まとめ買いをしてもらう商品構成」(尾角達也総店長)という。

 従来衣料品が中心だった2階は、家電製品やスマートフォンアクセサリー、ブランド品、おもちゃ、スポーツ用品などバラエティーに富んだ品ぞろえ。商品を天井近くまで積み上げるドンキ流の「圧縮陳列」が目立つ。特に家電製品の売り場面積は1125平方メートルと、PPIHのドンキ店を含めた北陸3県の店舗では最大規模。

 この日は午前8時の開店前から約120人の行列ができた。旧アピタ店からの買い物客という市内の50代主婦は「食品売り場が広くなって価格もすごく安い」と喜んでいた。

 尾角総店長は「ユニーの生鮮品の強みを残しつつ、ドンキの得意とするトレンド性の高い商品を一緒に販売しているのが特徴。10キロ商圏に多いヤングファミリー層や、3世代同居世帯のライフスタイルに合った売り場づくりを意識した」と話した。

 専門店は一部入れ替えもあったが、従来より1店舗増え31店が入居した。福井店の営業時間は午前8時~翌午前0時。

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