福井県若狭町の町観光ホテル「水月花」=12月3日、福井県若狭町海山

 福井県若狭町は同町海山の町観光ホテル「水月花」を、指定管理者の「せくみ屋」(福井県小浜市)に売却する議案を12月3日、定例町議会に提案した。

 同ホテルは1995年、水月湖畔に開設。延べ床面積は約3600平方メートル、3階建てで客室30室。譲渡するのは建物とその周辺の町有地約2200平方メートル。売却予定額は1億2500万円で、譲渡予定日は来年4月1日。

 同社は2011年から指定管理者として運営しており、近年の利用者数は年間4万2千人前後、売り上げは3億7千万円前後で安定しているという。町へ納付金として売り上げの7%(18年度約2500万円)を支払っている。

 同社へ指定管理料は支払っていないが、自然災害の被害などによる大規模修繕費は町が負担。13年の台風18号に伴う修繕費として約6900万円掛かったという。今後はさらに、老朽化に伴う建て替えなどで町の負担が見込まれることや、同社が条例に縛られない経営を行いたいと希望していることもあり、両者で検討して売却を決めた。

 同町は「民間のノウハウを十分に発揮した経営で、今後も町の観光振興に貢献してもらいたい」と話している。

関連記事