県民に歩道の除雪に協力してもらう「みどりのスコップ」の設置作業=12月2日、福井県福井市大手2丁目

 2004年の福井豪雨で泥上げ作業に使ったスコップを、除雪に有効利用しようと始まった「みどりのスコップひとかき運動」。福井県は12月2日、県内の交差点などでの取り付けを始めた。7日までに、15市町の交差点やバス停計159カ所に388本設置。今年も信号の待ち時間などに、歩道の除雪をほんの少しお願いする。

 05年に32カ所、111本から始まった。運動が次第に知られるようになると、自治会やPTA、公民館などからの要望もあって、配置箇所は増え続けている。

 福井市内では2日、大手2丁目の県道交差点など約20カ所に設置した。

 スコップの裏側の塗装がはげて、鉄やアルミがむきだしのものもある。「スプレーしないと」と県職員は苦笑するが、無数にある直線の傷は、15年前の福井豪雨から続くボランティアたちの「善意」の証だ。福井地方気象台によると、3日夜以降、奥越を中心に雪が降る見込み。

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