バドミントンの全日本総合選手権女子シングルス2回戦で勝利した山口茜=11月28日、駒沢体育館

 バドミントンの全日本総合選手権第3日は11月28日、東京・駒沢体育館で各種目の2回戦が行われ、福井県勢は女子シングルスで3連覇が懸かる山口茜(福井県立勝山高校出身、再春館製薬所)が熊本の郡司莉子(八代白百合学園高校2年)に2-1で逆転勝ちし、準々決勝へ進んだ。

 ジュースの末に第1ゲームを取られ会場がどよめく中、「焦りはなかった」とすぐに切り替えた。山口はラリーのスピードを上げて第2ゲームを21ー18で競り勝つと、第3ゲームは21-15で圧倒。熱戦を制し3連覇へ弾みを付けた。

 相手の郡司は今秋の世界ジュニア選手権覇者。同選手権2連覇の山口に「憧れている」という。その山口は「ゆっくりとしたペースに付き合ってしまった」と第1ゲームこそ後手に回ったが、高速スマッシュや巧みなドロップで2ゲームを連取。「年下のお手本となるプレーをしていかないと」と頼もしかった。

 7月のジャパン・オープン優勝後に足腰を故障し、国際大会の初戦で敗れる苦しい経験を重ねた。「けがはもう大丈夫」と山口。再び日本一に輝いて来月のワールドツアー・ファイナル、そして東京五輪での活躍につなげたい。

 山口以外の福井県勢は男子シングルスの大林拓真(勝山南部中学校出身、早大)が東京の選手に1-2で敗れた。女子ダブルスの朝倉みなみ(勝山高校出身、龍谷大学)のペアは、前大会を制した福島由紀・廣田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)にストレートで敗戦し8強入りを逃した。

 シングルス女子の奥原希望(太陽ホールディングス)も準々決勝に進出した。男子は世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)らが勝ち上がった。

 ダブルスの女子は世界選手権2連覇の永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)、2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が8強入り。男子の園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)、混合の渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)も2回戦を突破した。

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