友達の久々メッセージが勧誘、迷惑?【ゆるパブ】

 SNSが普及してからというものの、気合をいれて電話をすることはほぼなくなりました。FAXでなにかを送ることもほぼなくなってきています。簡単にメッセージを送信できるようになって、繋がりも簡単に獲得できるようになりました。そんな中、こんな経験はないでしょうか?久しぶりに友達や知人からきたメッセージが勧誘やイベントの告知だったということ。簡単にメッセージが送りあえる時代になったがゆえに、告知や勧誘も簡単に送信できてしまうが故のできごとかもしれませんが、それに対して“気分が良い”と思う人は少ないはず。それはなぜなのか?そして、社会的な人間関係の中のとある“ルール”を破ると友達がいなくなるのはなぜなのか?にはこんな理由があったのです。

■交換が円滑な関係を生む

日常生活をしていると、なにかをして「ありがとう」の言葉をもらうという、言葉の交換は当たり前に行われています。お金を払ってなにかを受け取るのも交換。働いてお金をもらうのも交換です。人間社会において“交換”というものは昔から行われてきました。太陽の恵みを与えられるからこそ、人はその太陽のおかげでできた作物を神様にお供えする。その交換があるからこそ円滑に関係を続けられるわけです。ギブ&テイクという言葉がありますが、社会心理学者のロバート・B・チャルディーには著書『影響力の武器』(1994年誠信書房)の中で“返報性のルール”というものを提唱しています。このルールというのは、人はなにか恩義をくれた人間に対してお返しをしなければいけないという心理にかられるというもの。「えっ?当たり前じゃない?」って思うかもしれませんが、実はこちらから求めていないものを与えられた時にもこの心理が働いてしまうのです。欲しくないお土産をもらっても、「なにかお返しをしなければ」と思ってしまったり、「試食をしたら買わなければ」と思ったりするのはこの効果の表れです。意図的だろうが善意だろうが“与えてくれた人”に対してお返しをするという交換があってはじめてそこに、円滑な関係が生み出されるということです。

関連記事