木おけに敷き詰めた干し大根を踏み固める雲水=11月28日、福井県永平寺町の大本山永平寺

 福井県永平寺町の大本山永平寺で11月28日、恒例のたくあん漬けが行われた。約3千本の干し大根を、雲水が木おけに敷き詰め、踏み固める作業を黙々と繰り返した。

 たくあん漬けは禅の修行の一つ。かつては約1万5千本を漬け込んだ時期もあったが、近年は修行僧の減少に伴い漬け込む量が減ったという。

 この日は厳しい冷え込みの中、雲水ら10人が香菜蔵(きょうさいぐら)と呼ばれる漬物を貯蔵する建物で作業した。直径1メートルほどの木おけに、同県あわら市産の干し大根と、塩や唐辛子などを混ぜたぬかを交互に詰めた。

 足袋を履いた雲水がおけに入り、隙間ができないように踏み固めた。最後に大根の葉を敷き、ふたと重しをした。

 春先以降に食べ頃を迎え、雲水や宿泊客の食事で提供される。

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