北陸新幹線敦賀―新大阪間のおおまかなルートと駅位置

 北陸新幹線で未着工となっている敦賀(福井県)―新大阪間について、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は11月26日、環境影響評価(アセスメント)の項目や方法をまとめた「方法書」を公表した。路線は福井県敦賀、小浜両市の市街地をできるだけ回避するとし、「美浜、若狭両町や小浜市付近以南は主に山岳トンネルで通過」と概要を記した。

 方法書はアセス手続きの第2段階に当たり、関係自治体など意見を踏まえ、2020年春ごろまでに内容を決定する。福井県などは23年春の敦賀開業後、敦賀以西についても「切れ目ない着工」を求めており、工程を逆算すると、第3段階となる現地調査に20年春までに入る必要がある。県は方法書公表について「手続きが一つ進んだ」(県新幹線建設推進課)と評価した。

 方法書の路線概要では「小浜市内は主に高架橋で通過し、駅は北川を通過後、小浜線東小浜駅付近に設置する」などと記した。第1段階の「配慮書」に関する国土交通省の意見書で、越前加賀海岸(福井、石川)などの国定公園への影響を極力回避するルートを求められたことも踏まえ、「ラムサール条約登録湿地である三方五湖や、周辺の国定公園(若狭湾国定公園、越前加賀海岸国定公園)を回避する」とした。

 方法書はウェブサイトに掲載したほか、関係自治体に送付した。県内では県新幹線建設推進課のほか敦賀、美浜、若狭、小浜、おおいの5市町役場などで縦覧できる。12月7日の敦賀市プラザ萬象を皮切りに、5市町で計10回の説明会が開かれる。

 方法書に意見がある人は、ウェブサイトや縦覧場所で専用用紙を入手し、来年1月8日までに鉄道・運輸機構大阪支社へ送る。問い合わせは同支社総務課=電話06(6394)6020。

関連記事