雪囲いの作業を進める雲水ら=11月27日、福井県永平寺町の大本山永平寺

 晩秋を迎えた福井県永平寺町の大本山永平寺で、雪の重みから木造の建物を守る雪囲いの作業が進んでいる。11月27日は曇り空の下、雲水らが竹簀で建物の側面を覆い、冬に備えた。

 雪囲いは作務と呼ばれる禅の修行の一つで、22日に始まった。この日は雲水ら約40人が縦2メートル、横1・5メートルほどの竹簀を運び出し、国の重要文化財(建造物)に指定された祠堂殿(しどうでん)と僧堂に取り付けた。

 雲水らは軒下に骨組みされた丸太に上り、声をかけ合いながら竹簀を引き上げ、ひもで固定した。境内の木々の葉が色づく中、冬の装いに変わる建物や作業の様子を訪れた参拝客が眺めていた。

 永平寺には雲水が120人いるが、年々減っているため数カ所に分かれての雪囲い作業が難しく、作業日を分けるなど工夫している。12月中旬までに竹簀約600枚が設置される。

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