新展示エリア「毛利宇宙飛行士の部屋」を紹介する毛利衛さん(右から2人目)=11月23日、福井県坂井市の県児童科学館

 福井県坂井市の県児童科学館で11月23日、同館開館20周年を記念した式典が行われ、子どもたちの科学や宇宙に対する興味を育んできた施設のさらなる発展を願った。式典に合わせ、名誉館長の毛利衛さんが宇宙で使った物や、宇宙開発の軌跡を紹介する「毛利宇宙飛行士の部屋」もお披露目された。

 式典には関係者約60人が出席し、杉本達治知事や毛利さんがあいさつした。新設された「毛利宇宙飛行士の部屋『MOHRI LAB 宇宙飛行士毛利衛研究室』」は、1階の巨大モニター「ジオ・エンゼル」近くにある45平方メートルのスペース。「なぜ人類は宇宙を目指すのか」を子どもたちに考えてもらうのがコンセプトで、宇宙開発の軌跡を大型パネルで紹介している。

 飛行訓練用のヘルメット、宇宙で使うストロー、歯ブラシといった毛利さんが使用した道具など12点のほか、宇宙から帰ってきたときの感想もパネルで紹介している。

 毛利さんは「福井県も超小型人工衛星を打ち上げて宇宙開発に参画しようとしている。子どもたちには、展示を通じて(宇宙に)挑戦する意味を考えてもらいたい」と話していた。この日は、毛利さんの講演もあった。

 同館は1999年6月に開館。初年度の来館者数は32万人だったが、昨年度は56万人。累計では950万人を突破している。

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