駅前電車通り北地区A街区再開発のイメージ

 福井県福井市のJR福井駅西口の中央大通りと福井駅前電車通りに挟まれた「三角地帯」のユアーズホテルフクイ一帯を対象とする駅前電車通り北地区A街区の再開発で、1階の商業フロアの核として、市場や複数の飲食店が連なる「フードホール」を北陸3県で初めて設ける構想があることが11月21日、分かった。「食」の切り口で県内各地の魅力を発信する場をつくるのが狙いで、地権者らが今後具体化を検討する。

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 地権者らでつくる準備組合が同日、このほど行った組合設立の認可申請に合わせ、事業計画の内容や現時点での構想を発表した。

 フードホールは、複数の飲食店のメニューを一緒に味わえる空間で、フードコートに比べて本格的な料理がそろっているのが特徴。都市圏で近年注目されている業態で、生鮮食品や総菜をイートインで楽しめるなど市場機能と融合した施設もみられる。

 A街区の再開発では、駅側のホテル・オフィス棟の1階(約1500平方メートル)をフードホールとする構想を、事業者が提案している。「福井フードターミナル」(仮称)と名付け、県内17市町ごとのブースを設けて食や伝統工芸を紹介。観光地や産業の魅力を表現し、訪れた人が各地に足を運ぶきっかけをつくりたい考え。

 準備組合の市橋信孝理事長は9月、福井新聞の取材に対し、1階の商業フロアについて「食や伝統工芸など福井の本物の文化に触れる場とし、産地に送客して実際に体験してもらう仕掛けをつくりたい」と語っていた。地権者や関連事業者などでつくる商業部会で、フードホールを含めた店舗構成の検討を進める。

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