小説「2.43 清陰高校男子バレー部」のキャラクターと、福井県内の風景を組み合わせイメージビジュアル(C)壁井ユカコ/山川あいじ/集英社

 福井県は、福井を舞台にした青春スポーツ小説「2.43 清陰高校男子バレー部」とコラボレーション企画を展開し、県の魅力を発信する。県内観光地や食などが多数登場する新作の短編小説を12月中旬から特設サイトで公開したり、県内の風景を背景にした同作品キャラクターのポスターを全国書店に掲示したりして、福井の知名度向上や誘客につなげる。

 「2.43」は、東京から福井県に引っ越してきた主人公が仲間と「春高バレー」出場を目指す物語。作者の壁井ユカコさんは長野県出身で東京在住、夫が福井市出身。2003年に作家デビューし、青春小説「サマーサイダー」など多数の著書がある。

 今回のコラボ企画は、県が2年前から、壁井さんや出版社、テレビ局関係者らに働き掛け実現した。11月1日にはテレビアニメ化も決定した。

 新作短編小説は、バレーコートを離れた主人公たちの日常を描く内容。3作を書き下ろしてもらい、12月から2月まで毎月1作ずつ、特設サイトで順次公開する。

 ポスターは、キャラクターのイラストと、足羽川の桜並木など県内の風景を組み合わせたもので、20年3月に全国約1千店舗の書店に配布する。ポスターのほか、本のポップやしおりなども製作する。

 11月13日に会見した杉本達治知事は「小説やアニメのいいなと思う舞台や雰囲気など、新しい福井を発見してもらうことにつながると思う。多くの人に福井を認知してもらうことで観光にも資する」と期待を込めた。

 特設サイトは「2.43」のポータルサイトのトップページからアクセスできる。

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