敦賀港に入港したダイヤモンド・プリンセス=11月16日、福井県敦賀市の敦賀港鞠山北岸壁

 英国船籍の豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が11月16日、福井県敦賀市の敦賀港鞠山北岸壁に寄港した。市民らの歓迎を受けた外国人乗客らは市内へ繰り出し、観光物産展やクラフト市などを通して、敦賀の魅力を体感。開港120周年を迎えた港町は活気に包まれた。

⇒【関連】武生東高生が英語でおもてなし

 寄港は2018年4月に続き4度目。横浜発着の9泊10日のツアー中で、米国や豪州などの外国人乗客を中心に約2700人を乗せ、新潟港(新潟県)などを巡った。

 午前8時過ぎ、全長290メートルのダイヤモンド・プリンセスから、バスツアーや市内に向かう乗客が次々と下船。岸壁には敦賀高校の生徒や市民ボランティアが集まり、開港120周年を記念したピンバッジなどを配布したり、写真を撮ったりしてもてなした。ボランティアの敦賀高校2年の女子生徒は「敦賀を楽しんでほしいと気持ちを込めて記念品を配った」と笑顔を見せた。

 観光物産展「観光物産in敦賀みなと」は市きらめきみなと館で開催。福井県内外のグルメや名産品を販売するブースがずらりと並び、敦賀ふぐや敦賀真鯛を使った料理などが人気を集めた。さらに、弓道やミニ畳作りといった和文化体験ブースも設置され、外国人乗客から好評を博していた。また、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」や「人道の港敦賀ムゼウム」、北陸新幹線敦賀開業をアピールするブースも来場者の関心を集めた。物産展は17日も開催する。

 神楽町1丁目商店街で行われたクラフト市「けひさんアートマルシェ」(福井新聞社後援)では、歩道に手作りアクセサリーや小物、アート作品を販売する店舗がずらりと並んだ。大勢の観光客でにぎわい、じっくりと品定めする外国人乗客の姿も見られた。子どもと訪れた市内の女性(27)は「話し掛けてくれる外国の方もいて、コミュニケーションができて良かった」と話した。

 豪州・シドニーから初めて敦賀を訪れた乗客の男性(63)は妻と市内のイベントや気比神宮を観光。男性は「皆さんフレンドリー。ボランティアや地元の人たちが街を盛り上げているのがすごく良かったし、とても歓迎してもらえた」と満喫した様子だった。

関連記事