えちぜん鉄道まつもと町屋駅で乗降する利用者=11月15日、福井県福井市町屋2丁目

 福井県のえちぜん鉄道の2019年度上期(4~9月)の乗客数が18年度同期を約4万4千人上回り、過去最高の約191万人となった。通勤定期や回数券が好調だったほか、まつもと町屋駅(福井市)など三国芦原線の新駅の利用が伸びたことなどが要因。下期もこのペースで推移すれば、過去最高だった18年度の約370万人を超えそうだ。

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 上期の乗客数は191万2770人で、18年度同期を4万4002人上回った。内訳は通学・通勤定期と回数券の「日常生活型」が約3万1千人増の約120万1千人。通学定期は約千人減ったものの、通勤定期は約1万5千人増加した。回数券は約1万7千人増だった。10月の消費増税を控えての駆け込み需要とみられる分を差し引いても、日常生活型全体で約2万9千人の純増と分析している。

 観光・イベント目的の「非日常型」は約1万3千人増の約71万2千人だった。

 三つの新駅の利用も好調だ。このうち15年9月に開設されたまつもと町屋駅の利用は毎月、18年度同期を上回った。このほか18年6月にパークアンドライド駐車場が整備された勝山永平寺線の越前島橋駅(福井市)の利用も増えており、マイカーと電車を組み合わせる通勤定期の掘り起こしにつながっている。

 19年度の乗客数目標373万人を上回る勢いについて、豊北景一社長は「沿線住民の皆さまのおかげ。これからも安全運転を第一に、お客さま目線でサービス向上を追求していきたい」と話している。

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