福井県福井市の中心部、通称「三角地帯」の再開発計画案の全体像イメージ

 福井県福井市のJR福井駅西口の中央大通りと福井駅前電車通りに挟まれた「三角地帯」の再開発で、ユアーズホテルフクイ一帯の駅前電車通り北地区A街区の地権者らでつくる準備組合は11月7日、同市内で臨時総会を開き、事業計画案を承認した。建物は地下1階、地上28階建てで、高さ約120メートル。県内最高層のハピリン(91メートル)を大きく上回る。事業主体となる本組合の年内設立を目指す。

 事業計画案では、市と県の都市計画決定に沿って、低層部に商業施設を配置。高層部は、JR福井駅側にホテルやホール、オフィスなどの集客施設を整備し、西側にマンションや駐車場などの生活施設を設ける。総事業費や資金計画が盛り込まれている。

 ビル建設に伴って、県庁入口交差点と電車通りを結ぶ市道の車道を廃止し、歩行者空間を充実させる。建物の高さを巡っては、都市計画決定でホテルが最高130メートル程度とされ、県都市計画審議会で景観への影響を懸念する意見が出ていた。

 A街区の準備組合は、地権者の理解を得ながら、県に組合設立の認可申請を行う時期を検討する。知事認可を経て、年内に組合設立、年度内に地権者の土地をビルの床の所有権に置き換える権利変換計画の策定を目指している。2023年春の北陸新幹線県内開業までの完成を目標にしている。

 三角地帯の西端の通称「丸の内」区域に当たる駅前電車通り北地区B街区では、別の地権者らによる準備組合が、医療・福祉施設などを整備する計画を進めている。

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