福井県若狭町特産の福井梅のPRに向けてクラウドファンディングで資金を募っている阪野真人さん=福井県若狭町鳥浜

 福井県若狭町の活性化に取り組む一般社団法人「Switch Switch(スイッチスイッチ)」が、町特産の福井梅をテーマにしたイベント「梅博覧会」の開催を目指し準備を進めている。2020年3月に地元の梅農家約30軒で作られた梅干しを一堂に集めた食べ比べ試食会や、種飛ばし競争などを行う予定。現在クラウドファンディングで資金を募っており、同法人は「各農家のこだわりや梅に対する愛情を感じてもらい、福井梅のファンを増やしたい」と意気込んでいる。

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 同法人は元若狭町地域おこし協力隊で、同町在住の阪野真人(ばんの・まさと)さん(39)が18年に設立。町の活性化を目指した自然体験イベントなどを開催している。

 梅博覧会は20年3月中旬ごろに町内で開く予定。メインは各農家秘伝の方法で漬け込んだ梅干しの食べ比べ。使うシソの量や漬け込む時間、梅の大きさなどは、各農家によって異なり、見た目や味に違いがあるという。阪野さんは「各農家で長く続けられてきた作り方にはそれぞれの特徴があって面白い。ぜひ違いを楽しんでもらいたい」と話す。

 そのほか、種飛ばし競争や、福井梅の4品種それぞれの特徴を紹介するパネル展示や、ミュージシャンによる音楽ライブもある。

 阪野さんは協力隊員としてさまざまな町民と関わる中で、「多くの町民が福井梅に誇りを感じている一方で、農家は減少している」ことに危機感を感じたと話す。福井梅のPRに役立てないかとイベント開催を思いついた。

 クラウドファンディングは、ふるさと納税を活用した福井県の新事業創出支援事業の一つで、福井銀行と福井新聞社も協力している。梅博覧会の開催のほか、町内の道の駅で販売する新商品「5種類の梅の食べ比べセット」の開発にかかる費用も合わせ、80万円を募っている。返礼品として、博覧会での優先席招待券などを用意している。クラウドファンディングサイト「レディーフォー」から寄付できる。

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