福井県南越前町の現場の地図

 11月12日午後4時45分ごろ、福井県南越前町新道の集落で柿の実を収穫していた女性(76)がクマに襲われたと家族から福井県警越前署に通報があった。同町によると、女性は頭や顔などをひっかかれ少なくとも約70針を縫う重傷。命に別条はないという。今季、町内でクマに襲われてけがをしたのは2人目で、県内では9人目となった。

 現場はJR北陸線の南今庄駅から西へ約2キロの山あいで、鹿蒜(かひる)公民館の近く。同町によると、女性は収穫作業中に襲撃され、逃げる際に再度襲われた。女性は右頬と右足を骨折、頭や顔に引っかき傷を負った。

 同町や越前署などが周辺を巡回したほか、防災無線で注意を呼び掛けた。13日朝の通学時間帯もパトロールを行う。

 同じ集落に住む60代男性は「近所の柿の木にクマの爪跡があったのは知っていたが、実際に遭遇する人が出るとは」と驚き、「今回の襲撃を聞いて家から出ないようにしている」と話していた。

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