本紙10月31日の一面に「季節外れの黄砂襲来、9年ぶり」との記事があり、福井市は30日と31日に黄砂を観測しました。

 気象庁が公開している1967年以降の黄砂の観測記録から福井市のデータを見ますと、秋としては9年ぶりですが、10月の黄砂観測は53年間で初めてです。11月に観測されたのは2002年と2010年で、12月は2009年と2010年に観測されています。

 気象観測指針には「黄砂は主として大陸の黄土地帯で吹き上げられた多量の砂じんが空中に飛揚し、天空一面を覆い徐々に降下する現象ですが、そのため視程が1Km未満になっている状態又は視程が1Km以上であって全天をおおわれている状態」となっています。気象台では黄砂を降雨や発雷と同じように始終の時間を記録しています。

 目視観測以外にスカイラジオメーター(札幌・石垣島・南鳥島)で大気中の濁り具合を観測しています。精密日射放射観測装置(札幌・館野・福岡・石垣島・南鳥島)でも観測しており、また気象衛星の観測データを解析することで黄砂の分布状態が分かります。
 

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