福井県が献上する越前漆器の丸器飾箱(県提供)

 天皇陛下の即位を祝うため福井県はこのほど、越前漆器の丸器飾箱(まるきかざりばこ)「撫子花(なでしこばな)」を献上すると発表した。

 飾箱は半ドーム状で直径16センチ、高さ16センチ。上部には蒔絵(まきえ)で星空、その周囲には折り重なって咲く赤やピンク色の撫子花があしらわれている。ふたを開けると、内部には作者がイメージした「幸せを運ぶ鳥」2羽が描かれている。

 県が越前漆器協同組合を通じて購入した。宮内庁からの指示で作者名や詳細な購入金額は公表していないが、金額は数十万円という。

 県は、1990年の天皇陛下(現上皇さま)の即位の礼の際には越前焼の花器、93年の皇太子さま(現天皇陛下)と雅子さま(現皇后さま)の結婚の儀の際には若狭塗の文庫を献上している。

 また、11月14、15日に行われる皇位継承の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」に供える各都道府県の農水産物として、福井県からは▽精米(いちほまれ)▽精粟(モチアワ)▽大豆▽抜き実そば▽さといも▽乾しいたけ▽若狭ぐじ―の7品目を供納する。

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