天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」の祝賀式典で、奉祝曲を披露する「嵐」のメンバー=11月9日夜、皇居前広場(代表撮影)

 天皇陛下の即位を祝い、皇居前広場で開かれた11月9日の「国民祭典」では、デビュー20周年を迎えた5人組の人気アイドルグループ「嵐」が奉祝曲で歌声を披露した。主催者側は起用の決め手を「幅広い世代から支持を得ている国民的歌手であるため」と説明している。10日午後3時からはパレード「祝賀御列の儀」が行われる。

 嵐は1999年にデビューし、音楽やテレビ、映画など多方面で活躍。2020年末でのグループ活動休止を控えて動向が注目される中、若者だけにとどまらない知名度や影響力がある5人に白羽の矢が立った。

 奉祝曲は菅野よう子さんが作曲、脚本家の岡田恵和さんが作詞し、全盲のピアニスト辻井伸行さんが演奏を担当した。

 主催者側は約1万席を一般向けに公募。全国から約47万人が応募した。9日間の募集期間で申し込みが殺到、抽選となった。

 国民祭典では、人気歌手による奉祝曲が定番になっている。上皇さまの即位10年に当たる1999年の祭典には「X JAPAN」のYOSHIKIさん、即位20年の2009年には人気グループ「EXILE」が出演した。

 10日の祝賀御列の儀は国事行為。10月22日に「即位礼正殿の儀」に続いて行われる予定だったが、台風19号による被害を考慮し、延期された。

 両陛下はオープンカーで午後3時に皇居・宮殿をスタート。警視庁や国会議事堂正門などの前を通り、住まいの赤坂御所までの約4・6キロを約30分かけてパレードする。

 多くの人出が予想されるため、警視庁は公式ツイッターで混雑状況を発信。沿道の29地点40カ所で手荷物検査を行い、観覧ブースに誘導する。

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