「福井県ひきこもり・不登校支援情報サイト」のトップページ

 福井県は、ひきこもりや不登校に悩む本人や家族向けに、関連する情報をまとめた「福井県ひきこもり・不登校支援情報サイト」を開設した。各市町に新たに指定した相談窓口をはじめ、家族会や居場所づくりに取り組む官民の支援団体の活動情報、連絡先を一覧で紹介している。県の担当課は「相談につなげてほしい」としている。

 文科省が10月17日公表した調査結果によると、2018年度の県内の国公私立小中高生の不登校者は1054人。15~64歳のひきこもりは、国の調査で推計約100万人とされ、福井県ひきこもり地域支援センター(福井市)には年間千件以上の相談が寄せられている。

 県内各地にある官民の支援団体を本人や家族に知らせ、社会に出るための一歩につなげてもらおうと新設した。相談窓口は、サイトの開設に合わせて各市町の保健福祉系の部署を新たに指定。県施設も含め計34カ所を掲載した。家族の会や居場所づくりのためのフリースペースを開いているNPOやフリースクールなど官民13団体の活動時間や内容、連絡先もまとめている。県内でのイベントや講演会情報も随時更新していく。

 サイトを運営する福井県障がい福祉課の加藤隆弘参事は「なかなか人に悩みを打ち明けられず、長年家族や本人だけで大きな不安を抱えるケースが多い」と現状を説明する。県内の相談窓口はこれまであまり知られておらず、当事者や家族から「もっと早く窓口を利用すれば良かった」との声がよく聞かれるという。加藤参事は「外に受け止めてもらうことで改善に向かうこともある。サイトを見てもらい、イベントへの参加や相談につなげてほしい」と話している。

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