【越山若水】県立恐竜博物館が来春から全国上映される「映画ドラえもん のび太の新恐竜」とコラボレーション企画を展開していくという。時代を超え子どもたちに人気の高いキャラクター、ドラえもんと福井県きってのカテゴリーキラー、恐竜の組み合わせにはわくわくさせられる▼恐竜博物館は映画の時代考証をはじめ恐竜の見せ方、動き方などを監修。イラストコンテストでのコラボ、館内ではドラえもん関連イベントを展開していくとか。来年が開館20周年、ドラえもんの方も映画が40年などと、節目ぞろいとあって関係者の力が入るのもうなずける▼ドラえもんといえば、22世紀からやってきたネコ型ロボットで、勉強もスポーツも苦手なのび太を秘密道具で助けるとの設定。脇役ののび太にスポットを当てた「『のび太』」という生きかた」(アスコム)が今夏、ある中学生による読書感想文をきっかけに評判を呼んだ▼著者は富山大名誉教授の横山泰行さん。年平均2000時間、15年以上費やし、全作品を読み込んだという徹底ぶりで「ドラえもん学」を提唱するに至った▼研究から、のび太は人生の節目で着実に夢をかなえ、負け犬から勝ち組に変身しているとし「完璧をいきなり目指さない」「失敗することまでも楽しむ」など、のび太流の夢のかなえ方を提示している。のび太は出来が悪いといった先入観は改めよう。

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