大野市役所=福井県大野市

 福井県大野市は11月5日、市の発注事業費を業者へ支払う際、会計課への提出書類に所属長や所属職員の印鑑を無断で使用したとして、企画総務部の男性主査(34)を同日付で戒告処分にしたと発表した。

 市総務課によると、男性主査は2018年10月から2019年10月にかけ、システムの保守点検や看板製作、パンフレット作製など9件の「支出命令書」などに上司らの印鑑を無断で使用し決済されたように装い、会計課に提出していた。

 10月19日、入金について業者から市に問い合わせがあり、上司らが自分で決済の印鑑を押していないことに気付いた。過去2年分を調査したところ、この案件以外に8件の不正が発覚した。

 男性主査は「事務手続きの締め切りが差し迫ったため、取り繕おうとした」と話しているという。市は管理監督が不十分だったとして上司1人を口頭の訓告処分とした。

 市総務課は「してはならないことで、再発防止に努める」としている。

 同市では9月に市教育委員会職員が市の体育施設使用料などを2年半にわたって約250万円を着服していたことが発覚し、懲戒免職処分となったばかり。

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