大量に水揚げされたモクズガニ=11月1日、福井県永平寺町松岡上合月

 ほろ苦く濃厚な「みそ」が詰まった秋の珍味、モクズガニが福井県の九頭竜川支流の大谷川(永平寺町)で約1カ月遅れの豊漁となっている。

 永平寺町で魚料理店「さぎり屋」を営む椛山義洋さん(73)は11月1日、約70匹のモクズガニを水揚げした。例年1日平均5、6匹しか取れないというが、前夜5カ所に仕掛けたかごには、甲羅の幅5~8センチの大ぶりのモクズガニがどっさり入っていた。

 モクズガニ漁は8月から、産卵に入る10月上旬ごろまで行われる。今年は九頭竜川で不漁が続いたため、支流でもポイントを探していたところ大谷川に行き着いたという。

 同川ではここ数日間、豊漁が続いているが県水産課などでも原因は分からず。椛山さんは「なんでこんなに取れたのか、カニに聞かないと分からない」と笑っていた。

 「さぎり屋」では塩ゆでのモクズガニを味わうことができる。

関連記事