【越山若水】サンマ水揚げ量日本一、千葉県の銚子漁港から1カ月遅れの水揚げの便り。一時、サンマも高級魚かと思えるほど高値だったが、秋の深まりとともに、スーパーなどでも落ち着きを見せている。焼きたてのサンマにご飯は「いちほまれ」。味覚の秋を堪能できる時がようやく訪れている▼8月に解禁されたころには記録的な大不漁だった。漁獲量は例年の7分の1、市場の取引価格は昨年の倍以上に高騰したという。日本近海で海水温の変化から来遊が減少したのに加え中国、台湾などが漁獲を増加しているため、一朝一夕に解決しそうにはない▼このため福井でも解禁後の店頭では、冷凍サンマが主流となっていたようだが、10月下旬から北海道沖で漁獲が増え、価格もほぼ例年並みと、お手頃感のある今、生サンマをじっくり味わえそうだ▼サンマ選びは目が濁っていない、口先がほんのり黄色いことなどが見極めのポイント。胃がなく食べた物がすぐに体外に出てしまうため、内臓も苦もなく食べられるなど、サンマは人気が高いだけに、知っておくと便利なうんちくが数多くある▼昔から食卓にサンマが上りはじめると夏ばてや肩凝り、腰痛が治るといわれてきたこともしかり。これは良質なタンパク質のほか、血管疾患予防に有効な脂肪酸などが豊富なためだ。日頃の不摂生はさておき、サンマの効能にすがってみよう。

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