2020年度大学入試の私立大学の志望動向は、大手予備校河合塾の分析によると、志望者数は前年度比102%とやや増加した。一般入試方式は103%、センター試験方式は98%だった。文理別で見ると文系学部101%、理系学部104%で、理系の増加が目立った。

 グループ別の志望者は早慶上理やMARCH、関関同立などの主要大学グループ全体では97%と減った。その他の大学は109%と大きく増えた。特に、その他の大学の文系学部が112%と増加。河合塾では要因として、難関私立大学の文系学部を中心に近年続いている難化の影響もあって難関大学の挑戦に消極的な一方、それ以外の大学で手堅く志望校を検討している受験生が増加しているとみている。

 私立大学全体で学部系統別に志望者を見ると、文系では法・政治が前年度比97%と減少したほかは、前年並みか増加した。文・人文は102%、社会・国際は100%、経済・経営・商が101%だった。

 後半は、人気が集まっている学際系や理系の志望動向などを見ていく。

 河合塾が8月に実施した第2回全統マーク模試を分析した本年度第2回大学入試分析報告会が10月25日、福井県福井市内で開かれた。報告会での分析から2020年度大学入試の動向をシリーズで紹介する。

1:2020年度大学入試、現役合格を意識

2:国立難関大学と準難関志望前年割れ

3:難関国立10大学すべて志望者減る

4:私立大学入試、一般方式の志望者増(本稿)

5:早慶上理の志望、文系で敬遠顕著

6:MARCHは軒並み志望者減る

7:関関同立の志望動向は2極化

8:【無料公開】福井の受験生、国公立志望校1位は福井大学

9:【無料公開】福井の受験生、私立志望校1位は仁愛大学

⇨全シリーズを一覧。D刊オリジナル特集「大学入試2020受験生の志望動向」はこちら

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