ブルーベリーの鉢植えを前に笑顔を見せる「結こっさの会」のメンバーら=10月19日、福井県大野市の上庄公民館

 福井県大野市上庄地区の主婦ら女性6人でつくる「結こっさの会(いこっさのかい)」が、ブルーベリーの鉢植えの貸し出しを通じた高齢者や子どもたちの地域交流を計画している。少子高齢化によって希薄化する住民のつながりを取り戻すことを目的にしたプロジェクト。苗や植木鉢、土などを購入する費用をクラウドファンディング(CF)サイト「レディーフォー」で募っている。

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 同会は2018年12月結成され、子どもやお年寄りが食事をしながら交流する「上庄食堂」を上庄公民館で月1回開いている。体が不自由で食堂に来ることができない高齢者や障害者にも地域交流の機会を持ってもらおうと今回の計画に乗り出した。

 ブルーベリーは成木になっても1・5~2メートルほどの高さで、農薬を使わず栽培できる。鉢植えでも実がなり、果樹の中でも育てやすいとされる。上庄食堂に集まる住民が苗を鉢植えし、ある程度成長させた上で、高齢者住宅や介護施設などに出向いて貸し出す。実った後の収穫や加工などをともに行うことで住民同士のつながりを生み出したいと計画している。

 農作物の栽培を身近にすることで、農業に興味を持つ人が出てきてほしいとの思いもある。同会代表の関園子さん(54)は「ゆくゆくは上庄がブルーベリーの一大産地になるくらい、住民の皆さんを巻き込んだ大きな事業になれば」と期待を込める。

 福井県が県内事業者が挑む地域活性化の11事業を認定し、ふるさと納税を活用して支援する事業の一つ。福井新聞は情報発信、福井銀行は経営サポートで協力している。50万円を目標額に11月22日午後11時まで資金を募っている。支援者には金額によってブルーベリーを使った料理を振る舞う食事会への招待や、上庄サトイモのプレゼントなどの特典がある。

⇒「ふるさと納税による新事業創出支援事業」プロジェクト一覧

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