球団の発展を願い福井ミラクルエレファンツの監督や選手と交流するファン=10月31日、福井県繊協ビル

 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグの福井ミラクルエレファンツを運営する福井県民球団は10月31日夜、「ファンへの感謝のつどい」を福井県福井市の県繊協ビルで開いた。同球団は、経営難により清算手続きに至った経緯を説明。新たに運営を担う会社の設立決定を受け、集まった約150人のファンが地元球団の発展を願った。

 県民球団の新谷隆美社長は2010年に運営を引き継いでからの歩みを顧み感謝を伝えた。今季で退任する田中雅彦監督は「コーチ時代を合わせ3年間、成長させていただいた。野球を続ける選手たちを応援してください」と述べた。

 選手、コーチら25人とファンは軽食を取りながら交流し、退団する選手へ花束を贈る姿もあった。10年来のファンという福井市の女性(25)は「強くて地域に根ざしたチームをつくって」と願った。

 新たな会社は、動画投稿サイト「ユーチューブ」の「トクサンTV」を運営するインターネット企業(東京)などが出資。県内を拠点とし、エレファンツの選手を引き受ける方針。チーム名は未定。BCリーグ事務局長で新会社の社長に就く小松原鉄平氏は、つどいで「愛される球団にしていくため頑張っていく」と話した。

 資金面などで県民球団を支えてきた企業組織「福井を元気にする会」は31日までに今季での解散を決めた。

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