季節外れの黄砂が観測され、かすむ福井県福井市街地=10月30日午後1時50分ごろ、同市の東山から

 福井県福井市内で10月30日、今年初の黄砂が観測された。福井地方気象台によると、午後1時半ごろから上空が黄色くかすみがかった。同気象台の秋(9~11月)の黄砂観測は、2010年11月以来9年ぶり。31日午前9時ごろまで続く見込みで、11月1日にも起きる可能性がある。洗濯物や車の汚れに注意するよう呼び掛けている。

 黄砂は中国大陸の砂漠に強風が吹き、舞い上がった砂が偏西風で運ばれる現象。29日には朝鮮半島で観測されていた。影響で、午後の福井市内は雲がかかったように薄暗くなった。水平方向に見通しが利く距離「視程」は、通常の晴れの日の20~30キロに対し、10キロまで低下した。

 気象庁によると、黄砂が観測されたのは富山、石川、福井、愛知、三重、大阪、兵庫、奈良、和歌山、岡山、広島、香川、愛媛、大分の14府県。いずれも航空機の離着陸など交通に影響が出るほどの濃度ではないという。

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