旅先の長野県軽井沢町で遊ぶ子どもやスタッフたち=2019年8月(オレンジキッズケアラボ提供)

 継続的に医療行為が必要な医療的ケア児の日中一時預かりなどをしている一般社団法人「オレンジキッズケアラボ」(福井県福井市)が、全国の医療的ケア児に福井を旅行してもらうイベント実現に向け、クラウドファンディングを行っている。移動や滞在に必要な医療機器などの購入に充てる予定で、11月29日まで寄付を受け付けている。

【寄付はこちら】笑顔と勇気を育むまち。子どもたちの挑戦からつながるHappy!

 同ケアラボは2015年から毎夏の1カ月間、長野県軽井沢町の一軒家を拠点に、医療ケアが必要な子どもらに滞在してもらう取り組みを展開。19年9月には福井など8県8人のケア児とその家族を、東京ディズニーランド(千葉県)に招待した。その際、「次は福井に行ってみたい」といった声があったため「福井旅」を企画した。

 具体的には福井県内でホスト役を募集。各地の観光施設や宿泊施設などと連携したり、ホームステイも企画したりしながら、参加者それぞれに合わせた観光プランを練り上げる。同ケアラボはホスト役と参加者のマッチングなどを担う。旅行は2020年度を予定している。

 クラウドファンディングでは、ケア児の移動や滞在に必要な吸たん器や吸入器などの医療機器、寝装寝具、折り畳み式スロープなどの移動補助器具などの購入にかかる100万円を募っている。

 プロジェクト終了後は、購入機材をレンタル可能にする。旅行の事例は報告書にまとめ全国に発信。幸福度日本一の福井の魅力を知ってもらい、関係・交流人口の増加につなげていく。

 スタッフの増永英尚さん(38)は「まずは福井を好きになってもらい、そして集まった人同士で交流の輪を広げてほしい。医療的ケア児に対する社会的な理解がより深まれば」と話している。クラウドファンディングサイト「レディーフォー」から寄付できる。

関連記事