杉の木から顔をのぞかせるクマ=10月26日午後3時半ごろ、福井県勝山市芳野町1丁目

 福井県勝山市中心部の芳野町1丁目の住宅街で10月25日に見つかり、杉の木に居座り続けていた親子とみられるクマ2頭について、勝山市は28日午前6時半ごろに2頭とも捕獲したことを確認したと発表した。周辺の交通規制も解除された。市によると、2頭は杉の木から下りてきて、ドラム缶おりに入った。

⇒「籠城」していたクマの動画

 25日午後1時半ごろ、勝山市芳野町1丁目の店舗横にある柿の木に登っているクマ2頭を住民女性が目撃した。クマは隣の杉の木に登り、木の上に居座った。勝山署員や市職員、猟友会員らが高さ十数メートルの杉の木を取り囲み、にらみ合いの状況が続いた。市は24時間態勢で職員が交代しながら監視、警戒を続け、周辺住民に外出や一人での行動を控えるよう呼び掛けた。

 市によると、クマは隣の柿の木から実を取って食べており、27日朝には実はほとんどなくなっていた。同日午後からは、市職員が実が残った枝を切り落とし、“兵糧攻め”に着手。杉の木の周辺に設置したおりを4基から7基に増やし、誘導を試みていた。

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