記録的な大雨で浸水した、千葉県佐倉市の鹿島川流域=10月26日午前9時1分(共同通信社ヘリから)

 土砂災害が発生した千葉県付近では10月25日を中心に、低気圧や上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になり、積乱雲が次々と発生して局所的な大雨になった。気象庁によると、千葉県市原市では10月の平年の降水量を半日で突破する大雨を観測した。

 気象庁によると、太平洋側沿岸を東寄りに進んだ低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が千葉県付近に流れ込み、台風21号が、海水温の高い海域から持ち込んだ湿った空気も加わった。さらに、25日夜時点で関東の上空約5700メートルには氷点下11・9度の寒気が流れ込んだ。このため、大気の状態が悪化して上昇気流が強まり、雨雲を次々とつくり出したとみられる。

 25日昼の1時間に市原市で64・0ミリ、千葉市で43・5ミリの雨が降った。
 

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