映画「メランコリック」をPRする磯崎義知さん(左)と吉田芽吹さん(中央)、皆川暢二さん(右)=福井県福井市の福井新聞社

 昨年大ヒットした映画「カメラを止めるな!」。これに続き注目を集めそうな低予算のインディーズ映画「メランコリック」が11月1日から福井県福井市のテアトルサンクで上映される。サスペンス、恋愛、コメディなどの要素を詰め込んだ青春娯楽作品で、福井県内の若手経営者グループが県内公開に協力した。主演の皆川暢二(ようじ)さんら3人がこのほど福井新聞社を訪れ作品の魅力をPRした。

 作品は、名門大学を卒業したものの定職に就かず、無気力でうだつが上がらない青年(皆川さん)が主人公。ひょんなことから銭湯でアルバイトを始めたが、そこでは深夜、殺人が行われていた―。一見、衝撃的な内容に思えるが、予想外の出来事に次々と巻き込まれる主人公と、その回りの人々との人間模様をサプライズ満載のストーリー展開で描いた。

 製作は皆川さんが田中征爾(せいじ)監督らと立ち上げた映画製作ユニット「OneGoose」。撮影に10日間、予算300万円という中、アイデアを出し合い、ロケ地探しや出演者依頼などは、俳優仲間に助けられたという。

 昨年の東京国際映画祭や海外の映画祭でも監督賞、観客賞を受賞。公開当初の8月は4館だった上映が、現在40館以上に。全国で順次公開中で、海外から上映のオファーもある。

 県内公開は、県内の若手経営者ら約120人で作る「BBR経営塾」が制作陣に共感し協力した。

 上映は11月28日までの予定。皆川さんは「人生は基本的に何の変化もなく憂鬱(メランコリック)なものだが、そんな日常でも楽しいこともある。人生を見返してもらえるきっかけになると思う」と話した。

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