試合終了後、日本代表の健闘に拍手を送るパブリックビューイングの観客=10月20日夜、福井県福井市のハピテラス

 ラグビーのワールドカップ(W杯)準々決勝で日本が南アフリカと対戦した10月20日夜、福井県福井市のハピテラスでパブリックビューイング(PV)が開かれ、400人を超えるファンが熱い声援を送った。4年前の「ブライトンの奇跡」の再現とはならず4強進出は逃したが、「よくやった」「お疲れさま」と快進撃を続けてきた“桜の戦士”の健闘をたたえた。

 ハピテラスでW杯やオリンピックなど世界規模の大会のPVが開かれるのは初めて。桜のジャージー姿や日の丸の鉢巻きを締めたファンらで埋まった。

 前半、日本が攻め上がると「行っけー、行っけー」と地鳴りのような歓声が起こった。先制された後、田村優選手のペナルティーゴールで3点を返すと、立ち上がりハイタッチして喜び合った。

 前半を3―5と接戦で折り返し、福井大医学部ラグビー部員と訪れた同部マネジャーの女性(19)は「激アツの試合。まだまだこれから」と後半での逆転を期待した。

 後半に入ると南アフリカの猛攻を受け、観客は祈るような表情でプレーを見守った。連続トライを許し点差を広げられると、悲鳴交じりの声が響き、頭を抱えて悔しがる人も。それでもスクラムを組んだ場面や好機には「ニッポン、ニッポン」と懸命に声を張り上げた。ノーサイドの瞬間は大きな拍手を送った。

 高校時代にラグビー部だった男性(46)=福井市=は「日本がこの舞台に立ったことだけでもすごい。最後まであきらめない姿に感動した」とねぎらい、「4年後はもっと上にいってほしい」とエールを送った。

 PVは県ラグビーフットボール協会と福井市の第三セクターまちづくり福井が企画した。

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