日本ハム育成指名に共に選ばれたチームメートと喜ぶ長谷川凌汰投手(右)=新潟県新潟市の新潟日報メディアシップ

 10月17日に開かれたプロ野球のドラフト会議。BCリーグ入団1年目の2018年、注目されながらドラフト指名から外れた。日本ハムの育成3位指名に「ここがスタート。1軍で通用する直球を磨きたい」。無念さを糧に進化を遂げた長谷川凌汰投手は、さらなる成長を誓った。

 野手として福井商業高校に入り、長身に注目した北野尚文元監督に転向を勧められ投手人生が幕開け。3年夏の甲子園では不調のエースに代わり3試合に登板。2回戦の聖光学院(福島)戦では完投勝利した。県大会登板は1イニングだけだったが、ひたむきに努力する姿は米丸友樹監督(42)の印象に残り「信頼していた」と振り返る。

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 140キロ台を誇った球速は龍谷大学へ進学後に一転、120キロ台まで落ち込む。スランプから一時は企業への就職を考えたが、日本野球機構(NPB)を目指し、同大野球部監督らの縁を頼りに新潟アルビレックスBCに入団。1年目は主に抑えとして6勝5敗、防御率3・09。188センチの長身から投げる最速153キロの直球に注目が集まったが、指名はなかった。

 変化球の精度を高め「起きてから寝るまで野球のことだけ考えた」。2年目は先発ローテーションを守り11勝1敗で防御率2・05。リーグ屈指の右腕へと飛躍した。

 育成3位指名が決まった17日夜、新潟県新潟市内のパブリックビューイング会場はファンの歓声に包まれた。長谷川は「今後も壁にぶち当たるだろうが、厳しい道だからこそやりがいがある」と真っすぐ前を向いた。

 ■長谷川凌汰(はせがわ・りょうた)福井県越前市出身。小学2年で学童野球の北新庄ヒーローズに入り、万葉中、福井商高、龍谷大を経てルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCに入団。2年目の今季は主に先発を務め最速153キロの直球を武器に11勝1敗の成績を収めた。188センチ、95キロ。右投げ左打ち。23歳。

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