視覚障害者のサポートを体験する親子=10月14日、福井県福井市中央1丁目

 福井県視覚障がい者支援ネットワーク「羽二重ねっと」は10月14日、福井市のハピリンで「見えない見えにくい人の暮らしを知る日」(福井新聞社後援)と銘打ったイベントを開いた。視野が狭くなる眼鏡の着用や歩行サポート体験を通し、来場者が視覚障害者への理解を深めた。

 羽二重ねっとは福井県眼科医会など県内7団体でつくり、支援相談や情報発信を行っている。設立5周年を記念しイベントを企画した。

 歩行サポート体験では、来場者が視野が狭くなる眼鏡を掛け、サポート役の腕をつかんでハピリン周辺を歩いた。サポート役は「曲がりますね」「駅に入ります」などと声を掛けながら慎重に誘導した。母親と体験した福井市の小学5年生の男児は「目が見えにくいと歩くのが大変だった。困っている人がいたら助けてあげたい」と話していた。

 支援機器の展示には県内外の10社が出展した。来場者は、羽二重ねっとと福井新聞社が協力して開発した電子新聞「福井新聞D刊」の視覚障害者向け表示機能「シンプルモード」や、夜間でも明るく見える眼鏡型端末を手に取り、便利さを実感していた。全盲の落語家、桂福点さんの講演もあった。

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